2011.6
梅雨真っ盛り。うっとうしい毎日が続きます。
そんな中、周期的に僅かながら晴れ間もやって来ます。
今年も、そんなチャンスを待ち続けました。
当方、撮影はしばらくお休みをしていましたが梅雨が中休みをしましたので
逆に休眠中を中断して、久しぶりにお出掛けしてきました。
連日の悪天候で 、なかなか姿を見せてくれません。
でも、それは突然やってきます。
せっかくのチャンス到来で、悩んだ末に 「レンゲツツジ」 に決めました。
22時到着。10台程度止まっていましたが、上に登っている人はいない気配でした。
車窓が気持ち曇っているのです。迷わず準備をして撮影場所に向かいました。
案の定、独り占めでした。2時間ほどは撮り放題。
でも、やはりこの時期は皆さん放っておきませんね。
標高1671m〜1731mのお山の上は時間とともに混雑の気配・・・・・
2時間程度は誰も居ない中で、この景色を独り占めしました。
街灯りは強烈です。雲海が一面に広がっています。
街灯りをそっと包む雲。地表を這いずるように広がります。
夜明けです。少しずつ明るくなります。焼けは少なかったのですが空の抜けはベストでした。
やはり夜明けのブルーは素晴らしいです。
ブルーの空と鮮やかなオレンジ色。その狭間には木立のシルエット。雲に漂う富士の山。
一面のレンゲツツジのオレンジは燃える色。自然の力は偉大。すべてを紅の山に染める。
これほど強烈に染め上げるとは 「お見事!」の言葉しか出てこない。
太陽の実像は左の画面を外れています。光源に見えるのは単に雲に反射して光っているのです。
斜面には「春先には美味しく食べていただきましたよ」と語りかける伸びきったコゴミさんと一緒に賑やかでした。
お日さまの光がオレンジを突き抜けます。 シダのグリーンと空のブルーが引き立ててくれます。
雲海も時間とともに厚みを増してきました。この梅雨時にこれほど抜けるとは想像もできませんでした。
富士山は何処に置いても絵になります。余計な解説は必要ないかもしれませんね。
一度駐車場に戻って一時間ほど仮眠をしました。帰ろうと思ったのですが妙な雲が気になったのです。
結局、山頂まで再び行ってきました。ヤマツツジの大株上に雲が噴き出すように広がります。
この株は花が傷んでいなかったのでちょっとモデルをお願いしたところ「ペコリ」とうなずいてくれたんですよ。
ヤマツツジの大株がここにもありました。レンズ雲の変形のようです。雲の演出でガラリと変わります。
これで今年の「レンゲツツジ」は終了とします。来年も再びこの花に会えることを祈ります。
以前の様子 パート@ パートA パートB
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