大焼の吉原以来 ず〜ッと見放されていました。
9月17日久々に、ご対め〜んです。
ここ数日は早朝の僅かな時間だけ姿を見せています。
イエを出るときは強い雨が降っていて出掛けるのも躊躇しました。
標高を上げるにつれ雨も小降りになり始めました。
空を見上げると真っ黒い中に、ところどころ切れ目が見え始めました。
目的地に着く頃には期待どおり星が見えました。
お山も雲が多いながらバッチリ見えているのです。
いくら雨が降っていても 3連休なんです。
何人かはいるだろうとの予想に反し誰もいませんでした。
やはりバカなヤツは私だけでした。
地上は大雨で暗黒の世界、天上は一面のピンクに包まれて極楽の世界・・・
しかし夢心地も、束の間の時でしかありませんでした。
焼けが終わってお日さまが出る頃には土砂降りの雨です。
後方の崖が今にも崩れるのではないか思うくらいです。
高空の雲が色付いています。 右からの低空の黒い雲が気になります。
山の峰々を浮き立たせる引き立て役の雲海も心なしか色付き始めました。
一面ピンク色に染まってしまったのです。こんな雲の上で寝転んだらどんなに素敵でしょう。
もし、実現するような時は、すでに呼吸をする必要が無くなっているでしょうね。
素晴らしい別世界・・・下界は暗黒の世界・・・天界は極楽の世界・・・もう下りたくな〜いッ・・・
絶好調です。 ♪ 雲に乗り〜たい ♪ 雲に乗り〜たい ♪ 雲に乗り〜たい ♪
・・・・・ とッ 後方右側から不穏な雲が忍び寄ってきました。
大焼けも終わりに近づきました。お日さまは結局出てきません。後方で黒雲は濃くなったり薄くなったり大あばれです。
お日さまが出て来ないので一気に墨絵の世界に突入です。あッ〜っという間もないくらいです。
気持ち薄日が当たっているようですが、そろそろ引き上げ時かもしれませんね。
上空はもう真っ黒です。雨も少しずつ降り始めました。カメさんを片付け完了する間もなく土砂降りになりました。
このまま車内で待機。しかし、この山奥での雨は強烈です。背中の崖は傾斜がきつく、赤茶色の濁泥が流れてます。
目前は同じく数百mもある斜面です。結局2時間程であきらめて帰ることにしました。
先ほどまでの極楽天上界を惜しみながら・・・
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