2008.4
春の早朝に週末3日続けて出掛けてみました。
一日目は湿地の沼から、二日目は山の上、そして最終日は川辺を見下ろす丘の上。
連続の夜明けの一瞬は、まるで別世界を見るかのように姿を変えてくれました。
近頃あまり見かけなくなったレンゲ畑。
以前は、あちらこちらレンゲ草で一杯でした。稲作の元肥用にレンゲ草を栽培したのです。
ところが最近は化学肥料に代わってしまったのか、あまり見掛けなくなってしまいました。
海岸から標高を一気に700m程登った所から富士山を望みました。
海岸に近いことから、暖かい湿った気流が立ち上がるため、霞が掛かりやすい場所です。
天気の変わり目の複雑な雲の動きを微妙に表現してみました。
そして最後は、新緑のあま〜い香りを富士の裾に漂わせてみました。
手入れの行き届いた茶畑の心惹かれる魅力的なライン。
この時期にしか味わうことが出来ない薄黄緑色の春の夜明けを満喫してみました。
この日は朝から雨の一日、なのにどうして見えるのでしょう。気まぐれなお山は、時々姿を現す。
分厚い雲、低気圧が通過中で風も強いです。 「ノウルシ」激減により、この沼地以外は殆んど生息していないそうです。
まもなく花が咲きます。貴重な「ノウルシ」は大切に保護されています。
この林の向こうには人工の造営物が多数あって、場所の選定に苦慮します。
二日目の朝です。海からの湿った空気が富士山目掛けて吹き込みます。
天気の変わり目の夜明けは、時として強烈な光と影を演出してくれます。
駿河湾の北端、朝靄を見事に染めます。 南を見れば伊豆半島の山々がポッカリと霞みに浮かぶ。
明るくなってから、やっと姿を見せてくれました。しかし、不安定なためか雲は大きく暴れています。
お日さまは大分高くなってきましたが雲の動きに期待が持てるので粘ってみました。
左に右に木立を配してみました。暴れ雲が全面を覆いつくした後、再び姿を見せます。
しかし、姿を見せるのはほんの一瞬、期を逃さず、しっかり収めます。
長〜い時間を掛けて、撮れるのは数枚です。気長にチャンスを待ちます。
このところの悪天候で、お山の白さが一段と増します。大分降っているようですね。
場所を少しずつ変え、添え木に変化を付けてみました。イメージがガラリと変わります。
左側から帯状の大きな雲が流れてきました。このまま雲隠れ、結局あきらめて帰ることに。
最終3日目の朝です。前日と同じく、家を出た時は雲の中でしたが目的地に着く頃には、どうにか姿を見せ始めました。
この日も不安定な天気により、雲は大暴れしています。ここの茶の木は伸びが早く、黄緑が映えます。
近くにあった夏みかんを配してみました。逆光で真っ黒になる実を、見えるようにするのに苦心しました。
東の空僅かな雲の間から陽が差し込みます。新緑の茶の木が一層映えます。
朝日に輝くと、萌え木の甘〜い香りが一面漂ってきます。気持ちの良い朝で〜す。
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