2008.2
今回は、南側から千貫門から富士山を遠望してみました。
今年の冬は天候が不順で、西風ビュービューの強い冬型になりませんでした。
なかなかチャンスがなくて、遅くなってしまいました。
海岸に打ち寄せる強い白波・夕日に輝く切り立った岩肌・くっきりと浮かぶ勇壮な富士。
こんなシナリオを描いていたのですが、春が近づいたのでしょうか
気温が少し上昇したためか見通しは悪く、思い通りにはいきませんでした。
伊豆の景色は素晴らしい。途中ポイントは幾つもあったが、そこそこにして目的地に向かった。
当地出身の左官の名工で彫刻家というか建築家というか"入江長八"作の像です。この街道には多数ある。
昔の蔵に使われた「なまこ壁」が有名です。
大分西に傾き始めたお日さまを複雑な島々と共に切り取ってみました。
面白い形の岩の間に富士を挟んでみました。波に削られて出来たんですね。
時間もよろしいようで目的の場所に到着です。
西陽が当たって岩が黄金色に輝きます。
海の鳥居」とも言われていて、古くから浅間神社の門に見立てて「浅間門」と称していましたが
周辺の景勝とともに「見る価値が千貫文にも値する」という意昧から千貫門という名が付けられた。
少し霞んでいますがどうにか見えます。
この左側に見える、こぶ2つの島が千貫門です。真ん中に穴が開いているんですよ。
いつの日かこの穴から夕陽を撮ってみたいと思っています。
上空の雲が大暴れしています。皮肉にもお山は霞の彼方、微かに見える程度です。
日没まで残り少なくなってきました。お日さまが沈むところに嫌な雲がまとわり付いています。
意地悪な雲のお陰で岩の輝きが消え始めました。
赤く焼ける富士と雲を期待したのですが・・・
やはり、これだけ遠くなるとスッキリ見えるのは難しいですね。
見えるだけでも良しとしましょう。
強風で白く幾重にも波立つ海岸線と、西陽で黄金色に輝く岩肌と、くっきり浮かぶ富士山を夢見て帰路に着きました。
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