港の夜明  いざ出漁 2008.9


 港の朝は早い!

  その早い朝のもっと前にカメさんは出掛けま〜す。

    一斉に港を出る船の軍団、それはそれは見事です。

      早々と出港した船はしっかり待機しています。

        親方の船が一番最後に離岸して先頭を切って外洋に出ていくのです。

  産業の街・眠らない街・富士の街。
       そんな街の一画にある港。
            それが田子の浦港です。
                 かってはヘドロの港で一躍全国に名前を響かせました。
                      その昔は「田子の浦ゆ うち出でてみれば真白にぞ・・・・・」。
                          って万葉集にありますよね。


  
     東の空が白み始める頃、海の男達は出漁の準備を早くも完了して待機状態です。


   
    雲一つない空の彼方に勇壮な姿で見守る山一つ。寛大な富士の姿。そして休むことを知らない産業の街富士。


  
       1舟2舟と動き始めました。港は活気立ってきました。


   
       ずらりと並んで隙間のなかった岸壁が、あれよあれよという間に隙間だらけ。


  
       暗闇を掻き分けて1舟また1舟と飛び出していきます。


                     
                   桟橋の上にまるでガス灯の風情をしたナトリウム灯がオレンジ色に輝く。


   
          やっと出てきた親方の船。 今か今かと待つ軍団が外港でしびれをきらしています。


  
       親方船・・・  いやいや網本船と言ったほうがいいのかも?でっかくしてみました。


  
      軍団が出掛けてしまった港はもぬけの空。閑散としています。それにしてもどっしりと構えた富士の姿。


   
       閑散とした港を後にして軍団を追っ掛けてみました。田子の浦の港を颯爽と出ていきます。


  
    軍団は駿河湾のシラス漁に出掛けたのです。
    そしてそして数時間するとピチピチの透き通るようなシラスを一杯にして帰ってくるのです。富士の懐にです。


          トップページヘ   トップ2008へ