2008.2
この朝は晴天で強冬型の予報。
すっきりと晴れあがることを予想して、出掛けてきました。
日の出に輝く雪富士が目的です。
バルブ撮影無しなので、のんびりと5時30分頃家を出ました。
林をくぐり抜けて湧水地帯に出てビックリしました。。
一面に朝靄が漂っているではありませんか。
富士山もくっきりと浮かび上がって幻想的な景色が目前に広がっていたのです。
水温は一定で暖かく、外気温が冷え込んだため靄が立ち上がっているのです。
日の出に期待が高まります。
6時23分、富士に陽が入りました。
予想通り、見事に赤く染まり始めました。
やった ! 予想的中 ! 出掛けてきて良かった !
ここは、日量100万トンもの大量の水が湧き出ています。
東洋一を誇っています。
富士山の雪解け水が、長い年月を経て、ここに涌き出ます。
貴重な植物の生息地として知られ、35万人の飲料水として有効に活用されています。
到着時には薄明るくなった水面は霞に包まれ異様な雰囲気でした。
不思議な光景です。神秘の別世界・・・ 一面立ち込める霞の世界・・・
遙か後方には、朝日に輝く富士の姿が浮き出ます。
朽ち枯れた木立が何ともいえない世界を広げています。
この幻想的な世界は言葉になりません。神秘の世界に引き込まれていきます。
赤く輝く富士。。。 水に沈む枯れ木。。。 立込める朝霞。。。 ・・・・・・飾る言葉がありません。
水温は一年中一定温度です。外気温度が冷え込んだため見事な霞が漂う。
通常はほとんど富士の影は水面に映りません。朝日に光る富士の魅力に負かされ、そっと影を落としているのでしょう。
焼けが弱まるにしたがって映る影も消えていきます。
お日さまが高くなったのでしょう。付近の木々にも陽が入りました。
水中に倒れこんだ枯れ木も透き通る水に浸かって、幻想的な景色の一部になっているのです。
膨大な水が湧き出し流れ込んでいるため表面が波立ち富士山の映る場所が無いと記述しましたが
それでもどこかに映らぬかと探し求めたのです。僅かにその姿を見つけました。
陽が高くなってきたのでしょう。焼けがなくなってきました。
早朝から水に浸かっているため、体のほうも大分冷え込んできました。そろそろ引き上げ時です。
素晴らしかった幻想の世界・・・ 惜しみながら・・・・・ 帰り支度をします。
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