富士の白妙
 2008.11



    百人一首⇒  田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ。。。。。。

    万葉集  ⇒  田子の浦にうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける。。。。。


         この歌に反して今年は  雪が な 〜 いッ !

    富士市河合地区並びに柏原・中里地区の田子の浦付近を早朝散策してみました。

   当地域は沼津市との境に位置して浮島沼と呼ばれる湿地帯の中にある。

      富士山や愛鷹山から浸み出す豊富な水が産業の街富士市主産業である製紙工場を林立させる。

         更に豊富水は、あちらこちらに河川・沼を形成する。

            そしてその水面は美しい富士の姿を2倍にして写し出す。

  
  産業の街富士市。盆と正月に休む以外はモクモクと煙を出し続けます。煙の方向が違うとは、風向きも今の世相かも?


    
         風強しです。      僅かに頭を出しています。       雲多く山頂が良く見えません。


                     
                      この日は、風もなく穏やかな夜明けとなりました。


  
       朝一番の焼けが始まりました。


   
          空の青さが一気に染まりだします。刈り終わった田んぼに藁が幻想的に並びます。


    
      煙突からの煙が雲を作り出しているのかもしれませんね。


  
        整然と並ぶ藁の姿は、まるで中国兵馬俑の姿です。


    
          刈り取った稲の株から再び伸び出した稲です。まもなく穂を付ける勢いです。


  
      条件がいいと、素晴らしい焼けを見ることができます。


   
    この場所は、苦心して見つけた私のお気に入り場所です。浮島のメイン水路に合流します。


  
       見事に、すすきとマッチします。まるで取って付けたようです。


   
      鏡のような水面は富士の姿を忠実に写し出す。


    
      多数の水路と水田があちらこちらにあります。


  
       ピラカンサの実がびっしりと付いていました。


   
      例年ですと、この時期は真っ白になっているはずなのですが? 朝日に浮かぶ赤い富士のはず?


  
     吉原地区に   で〜んと構える某製紙会社で〜す。凄い煙ですね〜ッ。これも温暖化原因のひとつ!



    
   田子の浦ゆ・・・の田子の浦港です。     中里地区を走る東海道新幹線。   川尻地区工業団地南側。


   
      毘沙門さまですぞ。年明けの2月頃の大祭は有名。


  
      鮮やかな竜の姿は圧巻です。そしてそして、その向こうに富士の姿。


   
        今にも飛び出しそうな勇壮な姿は、富士の山を超えんとする「龍」なのかも?


        トップページへ   トップ2008へ