ダイヤと笠  2011.3

   天気の変わり目、ダイヤモンド富士を求めて
       チャンスとばかりにお出掛けしてきました。
           次から次へと変化に富んだ笠雲の出現です。

   3月5日の一日目は少し右寄りのダイヤ。
     雲はまったく見えずにノーマルな朝。ダメ押しで、気温の低下による湖面氷結。
        せっかく出掛けてきたのに、悔しいじゃあ〜りませんか。

   諦めきれずに、3月6日の二日目に再挑戦。我ながら呆れてしまう。
     それでは哀れと天は我に味方したのか?
        色を付けたり、形を変えたり、こっちに来いと手招きまでしてくれました。


  
  
直前まではどうにか映っていた逆さ富士も夜明けとともに消え始めてしまった。湖面の氷結である。さぶ〜ッ!


   
  
悔しいですよね。カメラマン大混雑の中、寒さこらえて待ってたのに、場所をやっと確保して居たのに


    
  
帰りがけは霧立ち昇る姿をパチリ。いやいやこれは秘密の湯気なり。 悔しい悔しい翌日連チャンなり。


  
    
とうとう二日続けてお迎えに来てしまいました。我ながら、ただただ呆れるのみなり。


   
  ここまではノーマルな
雲少なめのピー。大混雑だったのに皆さんはすでにお帰り。・・・っとその時、不穏な雲出現。


  

  そして、ドラマは始まった。神は、のろりくらりと暇を持て余しの我を見て、いたずら心でも出たのだろう。あら不思議。



   
  
頭に色を付け出したのだ。中心から盛り上がるように溢れる笠雲にまさかの色を付けたのだ。"彩雲だ!"


  
  ダイヤモンドの向こう側は直線上に光源がある。度肝を抜かれる程にカラフルな色を付けた。そして・・・


   
 ・・・そして、事はそれだけでは終わらなかった。今度は、まさかまさかの「形」でやって来た。こりゃたまげた。


  
  口開いて、目玉ギョロリ。胸ビレ・腹ビレ・尾っぽを付けて。何なのだ〜ッ。こりゃ〜ッ。「我思わず口開く」


   
    それじゃ〜ッと場所を移動。カラカラ天気で干上がった水面に、辛うじて影を落とす。


  
  干上がった湖畔の曲ラインも見捨てたもんじゃない。風が強くて映らなかった逆さも風が止まれば絵になる。


   
  笠雲は相変わらず姿形を変へ、帰ろうとする私にちょっかいを出してくる。それじゃ〜もうちょっと付き合うか。


  
   場所を移動して標高を上げた。路面はまだまだ凍っている。冬用タイヤに感謝しながら無事到着。


    
  気持ち良さそうに飛んでいるじゃあ〜りませんか。お〜ィ こっちゃ来いャ〜ッ。手招きで呼ぶ奴がいた。


          微笑み
  
  これもまじかいナ〜ッ。何じゃこりゃ〜ッ。へのへの もへ字じゃないにしろ、まさかの三つ目なのだ〜ッ。


  
  それにしても気分は最高・・・でしょうネッ! 勇壮な富士の山を飛び越える様は言葉になりましぇ〜ん。


    
  ・・・んでもって、またまたびっくり。この富士山はバタバタ羽を震わせて飛び始めたじゃあ〜りましぇんか?


  
  結局、これはバイバイって手を振っているのですよ。ドラマはもう「お・し・ま・い」だって・・・?
  ・・・ッん?  それとも、空を飛びたいほどの訳があったのだろうか?


  そして、それから五日目に大惨事が起こった。
    マグニチュード9.0の巨大地震なのだ!
       この手招きが???
          何かを意味していたのかは、定かではない!

    被災の皆さま  心から  お見舞い申し上げます。


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